中央競馬では年末年始を除いてほぼ1年中競馬が開催されています。
しかも誤解されがちなことですが、1年間のなかで関東・関西の表開催だけの2場開催よりも、裏開催を含めた3場開催が行われていることの方が多いのです。
したがって馬券を購入する競馬ファンは3場36レースのなかから、自分が対象とするレースを選択することになります。しかし36レース全てに対して馬券を予想し購入するような行為は自殺行為でしょう。
単純に前日などに行う予想行為だけでも、2場開催の合計24レース時と比較しても150%の時間を費やすことになります。
更に実際のレース直前になって入ってくる情報も多いわけで、どんどん処理していかなくては全てのレースを行うことは不可能です。
具体的に数字でみてみると、特に午前中などは短ければ10分程度の間隔でレースが行われることになります。
その中で馬体重や気配などをチェックし、レースの臨むことが本当に出来ますか?別に1場に絞ってレースを行う必要はありませんが、やはりターゲットとなるレースは絞り込んだうえで実際の馬券を購入に繋げた方が得策です。
もっともせっかく選択肢が多いのですから、3場開催自体は喜ぶべきことです。週の始めから想定出馬表などを用いて36レースの絞り込みを徐々に行い、前日にはやるレースとやらないレースを明確化しましょう。
そして当日はやるレースにのみ神経を注ぐことで予想の精度も、またその結果や資金繰りという点でも、全レースを対象に馬券を買っていた時よりは遥かに良くなると思います。

日本における競馬は公営ギャンブルの1つとして数えられています。これは世界中の国を見渡しても比較的似たようなもので、多くの国で賭博が違法とされるなか、競馬などの一部だけが許されている状況です。
競馬は競走馬が同時にスタートし、まっさきにゴールに駆け込む着順などを争う競技であり、他の公営ギャンブルとの違いは動物が主役になっている点にあります。
例えば競輪や競艇やオートレースでは機械を操る人間が意思を持って走ります。しかし競馬の場合は競走馬を操る騎手はいるものの、騎手の意思通りに競走馬が走ってくれるとは限りません。
したがって他の公営ギャンブルと比較して、不確定要素が非常に多いことになります。このため予想が難しく、人間の意図と意思に反する結果になることがままあり、ギャンブル性の高いギャンブルと言うことが出来ます。
反面、人間であればプレッシャーに潰されてしまうような大ケースでも、競走馬にとっては通常のレースとなんら変わることは無いとも言えます。
しかし一方で機械と違って疲労であったり、天候や気分といった要素に左右されるのも動物ならではと言えるでしょう。このようなものに結果が左右されがちなのが競馬というギャンブル。
通常のギャンブルであれば非常に確度の高い・・・例えば実力が抜けているケースではギャンブルとしての興味が失われがちですが、競馬の場合は絶対という言葉が特に無いため、結果として高配当が生まれやすく、そこが競馬というギャンブルの魅力となっています。

人間の徒競走がそうであるように、競走馬にも足の速い馬とそうで無い馬がいます。
もちろん人間と比べれば圧倒的な速度を持っているのですが、競走馬のなかでもオリンピック級の圧倒的なスピードを備える馬と、モタモタとしたオジサンのような競走馬がいるのです。
このためレースを面白く、またギャンブルとして成立させるために競馬の世界ではクラス分けというものが存在します。
未出走の馬を除き、一度も勝ったことが無い馬ばかりを集めた未勝利戦が最も下のクラスとなり、オープンクラスと呼ばれる何度も勝った馬が集まるクラスが最上位のクラスとなります。
競馬番組の観点からみると未勝利戦は主に開催日の午前中を中心に組まれることになります。新馬戦は未出走の馬ばかりが集まるレースで、午前の終わりから午後の最初のレースに組まれることが多くなります。
未勝利戦もしくは新馬戦を勝ち上がった馬は、馬齢や獲得した賞金の額によって500万クラス・1000万クラス・1600万クラスといった条件クラスに分割され、それぞれのクラスのなかで競争が行われます。
番組の観点からは新馬戦や未勝利戦が終わったあと、午後の主なレースがこの条件クラスのレースとなります。1600万クラスを勝ち上がると晴れてオープンクラスに入ることになります。
ここに集まる馬は人間で言えば国体・インターハイクラスということになるのでしょう。日本国内では最も速いクラスと言えます。番組的には主にメインレースにレースが設定されることが多いです。
予想という観点からみると何度も競争している経験が多いほど傾向などが把握出来るため、条件が上がるほど情報が多く予想しやすい傾向があります。

オープンクラスのレースは、オープン特別と呼ばれる重賞では無いレースと、G?からG?までに格付けされた重賞レースに分割されます。重賞はG?が最も格付けが高く、レースの数も年間で数える程しかありません。
またG?は賞金も高額で、多くの競馬関係者がこのG?レースでの勝利を目指しています。
このため出走するためには、築きあげてきた賞金額がモノを言うためオープンクラスに入ったからといって、すぐにG?に出走するのは難しい面があります。
またG?レースは、優秀な種牡馬や繁殖牝馬の選定という能力をはかる意味も持っているために、負担重量も馬齢や性別に応じた定量で行われより馬の能力を試しやすい形で実施されるのが特徴です。
G?より下の格付けとなるG?やG?といった重賞は、G?の前哨戦やG?へ向けた馬の選抜といった側面があります。賞金はオープン特別よりは高いものの、もちろんG?よりは低く設定されています。
負担重量などの施行条件はバラエティーに富んでおり、馬齢重量戦もあれば、馬の実力によってハンディが決められるハンディキャップ競争もありますし、獲得賞金に応じて負担重量が決められる別定重量戦もあります。
またクラシック等の大きなG?へ向けた前哨戦は、G?やG?の重賞競走であることが多く、ここで力を見せて賞金を獲得した馬が大舞台であるG?へ大きく前進することになるのです。
オープン特別は格付けの無いオープンクラスの競争で、重賞よりも賞金額が低く設定されています。
オープンクラスに上がったばかりの馬が出走することが多いですが、競走馬に見合った条件が重賞に無いケースで、G?クラスの馬が出走してくるケースもあります。
このようなケースで重賞クラスの馬を負かした馬が、後に出世するケースもあり、これはこれで見逃せない競争と言えるでしょう。

夢の馬券、万馬券。競馬をやる人間であれば、いつか獲ってみたい、そして1度的中させた者であるならば、また体験してみたいそんな馬券であります。
まあ確立的に的中させるのは非常に低いでしょうから、その分だけ喜びも大きくなるのでしょうね。ちなみに万馬券、万馬券といっていますが、これも今と昔では価値が全然違ったりします。
いまは、3連単という高額配当が望める馬券が発売されていますから、1日競馬で遊んでいれば何度か配当が100倍を超えるレースに出会うものですが、昔はそうではありませんでした。
昔の競馬の記事を見てみると単枠指定という言葉がでてきますが、これは馬連がなかった当時、枠連の馬券で超人気馬がいる場合、その馬が出走除外や取り消しになった場合でも、同枠の他馬がレースに出るため、その馬券の払い戻し等ができない不都合が発生するため、1つの枠に超人気馬のみを入れて、レースを行っていた制度であります。
こういった時代にはそれこそ万馬券になるような事態は非常に稀で、万馬券は本当にレアな馬券でありました。さて万馬券を含めて、高額な配当の馬券を的中させるには、闇雲に馬券を買っても当たりません。
1番人気の勝率は3割、連対率は5割と言われていて、基本的には人気=実力で、人気上位馬がかなり強いというのが競馬であるからです。しかし荒れる前兆や傾向というのはもちろんあります。例えば天候。
雨で馬場が悪くなっていると、人間がぬかるみで歩き難いのと同様に競走馬も走り難く、それだけでもストレスとなり能力発揮の妨げとなるのです。ですのでこういった場合には荒れる展開が非常に多く見られます。
またレースプログラムの観点では、午前中よりも午後のレースのほうが荒れやすくなります。
これは午後のレースの方がランクの高いレースが多く、そういったレースでは出走馬間の実力差が少ないため、展開のアヤで人気馬が勝てないことも十分ありえるからなのです。

競走馬の血統というものは、是非押さえておきたいポイントです。
1990年代頃から流行った競馬ゲームにおいて一般の競馬ファンにも浸透してきましたが、ここでは距離やコースといった施行条件に絡む点に重点をおいて紹介します。
まず前提として血統は全てに当てはまる話ではありません。例えば今日このレースを走る馬が左回りが得意な血統だから、この馬も左回りが得意な筈・・・と考えるのは間違いです。
しかし面白いものでその馬と同じ血統を持つ馬を集めて、他の集団と比較した場合には明らかにその傾向が窺えるものなのです。この点に留意して読み進めて下さい。
まず一昔前に言われた格言としてはリアルシャダイ産駒は長距離に強いとか、トニービン産駒は東京が得意とか、サドラーズウェルズ産駒は日本の軽い馬場には合わないというものでした。
現在では距離的な面で有名なのは、サクラバクシンオー産駒はやはり短距離に強いという格言です。
サクラバクシンオー自身もスプリンターとして一時代を築きあげてきた名馬ですが、実際にその産駒にもこの傾向は色濃く受け継がれています。
圧倒的なスピードを武器にする産駒が多いのですが、距離に限界があり1600mまで距離が伸びると一気に信頼性が落ちると言われています。
次の格言はサウスヴィグラス産駒とゴールドアリュール産駒はダートに強いというものです。
実際にエスポワールシチーやラブミーチャン等の産駒もあり当たり前のように感じますが、芝を走ってダメだった馬がダート挑戦してきた場合などでは、積極的に狙っていきたいものです。続いては気性に関する格言です。
ホワイトマズル産駒は気性が激しいため極端な競馬しか出来ないというものです。実際にホワイトマズル産駒は逃げか追い込みしか出来ない程、気性が激しいことが多く、このような格言になっています。
気持ちで走るタイプですので、アテにならず人気をしていたら消して、人気薄なら買ってみるくらいの方が良いでしょう。

競馬は1日12レースを基本に施行されます。3場開催ともなれば、36レースも馬券を買うことができると言うことになります。といっても、すべてのレースで馬券を買う人はほとんどいないでしょう。
いても大負けをしてしまうと思います。普通はこの中から、取れそうなレースをいくつか選択して馬券を買うものであると思います。
さて馬券の買い方、あるいはスタイルといってもいいかもしれませんが、これは大きく2つに分かれます。すなわち本命が穴かです。
つまり1日の30数レースのなかから本命筋の馬券を買う人は、手堅く納まりそうなレースを数レース選び、穴党の人は荒れる可能性の高いレースをいくつか選んで馬券を買うことをするのです。
馬券の成績は、このレース選択の良し悪しでかなり決まってしまうともいえるでしょう。
どんなに入念に情報を集めて精緻な予想をしたとしても、本命対抗の決着となってしまうレースでは、どうやったって穴馬券はとれませんし、荒れる可能性の高いレースでは本命を買うのはリスクフルです。
では、手堅く収まるレース、荒れる可能性の高いレースはどのようなものでしょうか。荒れる傾向の高いレースとなると、まず馬場状態、これが悪いと馬も走り難いですので波乱の傾向が高くなります。
後は開催場所、いい馬や騎手が集中するメインの競馬場(東京・中山・阪神・京都)よりも裏開催のほうが当然波乱の目は多く存在するようです。
路線では長距離、スピード競馬の流れで長距離で絶対的に強い馬が減っていますので、人気馬が飛んでしまうケースがG1レースでも増えています。

競馬の起源は非常に古く古代ギリシャに紀元前から馬を競争させる仕組みがあったようです。
その後、年月の流れのなかで中世英国で現代競馬の基礎が出来上がり、欧州全体に貴族文化の一部として展開され、やがて極東の島国である日本にも江戸時代末期の開国とともに入ってきたと言われています。
もっとも日本国内では古く平安時代から馬の競争という下地はあったようです。
歴史文献を調べていくと平安時代の書物に「くらべうま」と言う読みで「競馬」と書く競技が、平安貴族の道楽として行われていた記録があるそうですから、日本において全く競馬に繋がる文化が無かったわけではありません。
その後、江戸時代末期になると前述のように欧州を中心に発展してきた現代競馬が日本に入ってくることになります。
きっかけとなったのはペリーの黒船来航であり、開国を余儀なくされた日本に流れ込んだ欧米文化の1つとして競馬も日本にやってきたのです。
徳川幕府が長年続けてきた鎖国が解かれると同時に横浜に開設された居留区で、欧米人たちが独自に作った競馬場があり、最初はそこで大人しく欧米人たちは純粋な競争を楽しんでいたようですが、徐々に賭け事へと変化していったようです。
そして居留区は幕府の賭博禁止令が及ばない治外法権であることから、多くの人が競馬を楽しむようになり、徐々に日本に根付き始めます。
一方で賭け事としての有効性と、強国への道を模索していた国の事情もあって馬産を進めることを目的として、やがて日本にも多くの競馬場が開設されるようになったとのこと。
本家欧州では貴族の嗜みや趣味というイメージが強い競馬ですが、日本においてはこのような歴史の流れのなかで競馬の夜明けを迎えたのです。

競馬で勝つためには、何が大切でしょうか。いささか言葉遊びのような気もしますが、競馬で勝つには、まず負けないことつまりいかに馬券を買わずにレースを見送るかが重要であろうと思います。
1競馬場で1日にレースは基本12レース開催されますが、そのすべてで馬券を買う必要なんかありません。
ここぞという数レースのみに的を絞って馬券を買ったほうがより予想の精度も上がりますし、その結果として馬券の成績も上昇するはずなのです。競馬の期待値をご存知でしょうか。75〜80であります。
つまり平均的に競馬ではどれだけ回収できるのかがこの数値ですから、人並みの成果では回収率は75〜80%となってしまうということです。
ですので、馬券の買い方に工夫がいる、それが馬券を買う回数を減らすということなのです。数字には1つの性質がありましてトライする回数が増えれば増えるほど統計上の数値に近くなってしまうようです。
サイコロを振って各目の出る確率は6分の1ずつであることは当然ですが、では6回サイコロを振ってみると、キレイに各目1回ずつ出るということはむしろ少ないと思います。
しかしこれを千回万回と行うとほぼ各目6分の1ずつの数字になっていきます。
これと同様に競馬も馬券を買えば買うほど、期待値の75〜80に近づいていってしまいますから、できるだけ馬券を買うレースを絞り、統計上の誤差に入れるようにするのが統計的にも正しい競馬の攻略法であると思います。

競走馬と同様に騎手も精神状態で行動が左右されます。しかし人間である騎手は、勝ちたいという欲望であったり、賞金のことが気にかかったり、大レースではプレッシャーとも戦わなくてはなりません。
ハンデ戦・長距離の酒井騎手関西の中堅どころとして最近活躍が目立つ酒井騎手ですが、2011年に制覇した3重賞はいずれもハンディキャップ競争であるという特徴があります。
また長距離戦では騎手の腕が非常に重要と言われていますが、酒井騎手はこの長距離戦も得意としています。
現在のところはハンデ戦と長距離戦での酒井騎手としておきますが、近い将来はもっと注目される騎手になるかもしれません。
朝一の幸四郎騎手武豊騎手の実弟として大きな期待を集めた武幸四郎騎手ですが、最近の成績はその期待に反したものになっています。しかし武幸四郎騎手は不思議と朝一番のレースに強い傾向があります。
思い返してみれば初騎乗で初勝利を挙げた騎手でもあり、朝一というよりも初物に強いのかもしれません。メンタル面が弱い藤岡騎手藤岡騎手といえば若手のホープとして将来が嘱望されている騎手です。
実際にその嘱望に相応しいだけの成績を収めている騎手でもありますが、不思議とG?には縁がありません。これは大舞台になるとメンタル面の弱さが出ているという指摘があります。
確かに平場のレースでも人気馬でコケることも目立ちますし、一方でプレッシャーの掛からない人気薄での激走も目立ちます。メンタル面の弱さが成績に直結しやすいタイプの騎手と言えるでしょう。

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